あなたの携帯、海外でも使える?
国際ローミングとは
日本国内ならどこに旅行しても、あなたの携帯キャリアの電波が拾えますが、海外ではどうでしょう。日本のキャリアの電波は海外まで届きそうにないですよね。
「海外でも使える」と聞いたことはあるものの、どのように電波を拾うのか、不思議に思ったことはありませんか。一度は聞いたことがある「ローミング」という言葉が、鍵を握っています。
ローミングとは?
携帯電話を持って海外へ行くと、携帯電話はその国の電波を受信し、自動的に電波を拾います。
あなたが契約している通信事業者が他国の事業者と提携を結んでいるため、海外の通信事業者の電波を拾えるのです。
この契約のことを「ローミング」と呼びます。
そして、国をまたいだローミングのことを「国際ローミング」と言います。
電波を拾ったら、例えば「Vodafone」(ボーダフォン)や「T-mobile」(ティーモバイル)など、現地の通信事業者の名前が携帯電話に表示されるはずです。
海外のネットワークを借りることになるので、日本で契約しているプランとは異なる料金設定となります。
日本の携帯電話は、国際ローミングできる?
携帯電話プランによっては国際ローミングが無効となっている場合があります。
初めて海外に行かれる方は、国際ローミングが有効になっているかどうかを、日本の携帯電話キャリアに確認することをお勧めします。また、料金も確認しておきましょう。
海外では、料金体系が複雑?
日本の携帯電話を海外で使う場合、他社の電波を利用するため、通話料金が普段よりもずっと高くなります。
また、かかってきた電話に出た時にも、着信料金がかかります。無料だと思って長電話しないよう気をつけてください。
「海外でもLINEやネットを使いたい」という方も多いかと思います。海外では1日ごとにパケット料金がかかります。
料金はキャリアによりますが、1日2,980円の海外パケット放題なら、5日間の旅行で約15,000円ほどになります。
国際ローミング中の電話番号は?
日本の携帯を海外でローミングして利用する場合、日本で普段使っている電話番号を海外でも使うことになります。
日本にいるご家族は、普段と同じように日本の携帯電話宛に電話をかければ、海外にいるあなたにつながります。
ご家族が負担する通話料金も普段と同じです。その代わりに、海外にいるあなたが着信料金を負担します。
一方、海外にいるあなたのお友だちや取引先は、たとえあなたが同じ国にいたとしても、あなたの日本の携帯電話番号へ国際電話をかけなければなりません。日本の電話番号を使っている限り、あなたがいる場所に関係なく、日本以外の国からあなたにかける方には、日本までの国際電話料金がかかります。