5日、マイクロソフト社がNokiaの携帯電話部門の買収を完了したと発表がありました。スマートフォン業界で出遅れ感が強いハードウェアのノキアとソフトウェアのマイクロソフト。マイクロソフトのノキア買収は正解なのでしょうか?
スマホ業界におけるマイクロソフト社
世界最大のパソコン会社マイクロソフトは、今まで何度も携帯電話業界に参入してきましたが、残念ながらパソコンのような成功はおさめていません。同社が販売しているWindows PhoneのOSシェアは、Android、iOSに続き3位ですが、トップ2社に大きくひきはなされています。
ノキア社
携帯電話台数で1998年から2011年まで世界最大のシェアを維持していたノキア。スマホが主流となってからは、サムスンにぬかれ低落傾向にあります。日本での知名度は高くありませんが、海外で使える機種を多数販売しているので海外旅行好きの人にはお馴染みですね。
買収はプラス? マイナス?
各社の記事を読むと、買収に関しては「乞うご期待(?!)」って感じなのでしょうか??
メディアでも意見が統一されていないようですね。
前向きな意見としては、Windows phoneがiPhoneやギャラクシーよりも下回る層で販売、またWindows phoneでもアンドロイドOSを掲載した物を販売すれば(その場合、マイクロソフト社のBingやアプリを追加で搭載)、販売に期待がもてる、と言った意見が多いようです。
否定的な意見としては、グーグル社がモトローラを買収後すぐに売却したことにふれ、ソフトウェア会社がハードウェアを開発しながら販売することの難しさを述べています。
→ Windows OSを他社の機種に搭載してもらわなければいけない
・・・Nokia以外は、蚊帳の外の感じ?
→ Windows OSを他社の機種に搭載することをあきらめ、自社でハードもソフトも開発
・・・このモデルで成功しているのはアップル社だけ
ちなみにノキア買収に関する最終的な売却価格は、54億4000万ユーロ(!)
ノキアの従業員約3万人はマイクロソフトに移管されます。