海外で携帯電話を使っている途中、現地の回線状況が悪くなるなどにより、一時的に使いにくくなる事はどの携帯サービスでも考えられます。
しかし、滞在先各国でローミングパートナーと呼ばれる提携先ネットワーク数が豊富な携帯電話(SIMカード)を使っているならば、電話機のある設定をすることで、緊急時に臨機応変に対応出来る可能性があります。
それは、本来電話機が自動で取得しているネットワークがダメになっても、ネットワークをマニュアル(手動)取得するように切替えを行うことで、安定した電波環境を得ることです。
今回、その方法について紹介します。
1. 電話機の設定画面から「ネットワーク」→「マニュアル(Manual)サーチ」に切替える
これは、持っている携帯電話機機種によって切替え方が変わります。
例えば:
NOKIA:
Menu→Settings→Phone settings→Operator selection→Manual
MOTOLORA:
Menu-Settings-Network-Available networks
SIEMENS:
Menu→setup→Network→chose network→Manual
SAMSUNG:
Menu→Settings→Network→Network selection→Manual
HUAWEI(Android):
Menu→Settings→Wireless&networks→Mobile networks→Network operators
DELL(Android):
Menu-設定→無線とネットワーク→モバイルネットワーク→通信事業者→ネットワークを検索
SONY ERICSSON XPERIA(Android):
Menu→設定→その他→モバイルネットワ-ク→携帯電話事業者(検索モード)
BLU(Android):
Menu-Settings→Wireless&networks→Mobile networks→Network operators
と基本的にメーカーごとに待受画面からの表示のされ方が異なります。
2. 「マニュアル(Manual)サーチ」へ切替えた後、問題が発生した最初のネットワーク以外を選択する
最終的に「マニュアル(Manual)サーチ」を実行すると、滞在地で使える複数の電話会社がリストアップされます。
例えば日本では、多くの場合「DoCoMo」と「Softbank」が提携先候補でリストアップされます。
最初に自動で取得しながらも、使えなくなってしまったネットワーク以外の名前を選択することで、使えない問題を回避することにつながります。
(取得中のネットワーク(電話会社)名は、通常電話機の待受画面上に表示されますので、事前に控えておきましょう)
ただし、保有しているSIMカードと国/地域との関係によっては、1つのネットワークしか利用できない環境もあります。
モベルのワールドSIMカードのように各国で多くの提携先を持っているSIMカードの場合は、使い勝手良く利用が出来ます。
3. ある程度経過したら、「自動(Automatic)サーチ」に戻す
いくら安定したネットワークに切替えられたとはいえ、「マニュアル(Manual)サーチ」のままにしてしまうと、仮にそのネットワークが弱い場所や国へ移動した場合も基本的にそのネットワークを掴もうとしてしまいます。
これでは、その先で逆に電波状況が悪くなってしまう可能性があります。
本来、自動で選択されるネットワークは安定しているものです。
しかし、万が一そのネットワークに問題が生じたときの解決方法が今回紹介のやり方です。
つまり、一時的な困難を回避した際には、元の「自動(Automatic)サーチ」へ戻すことを忘れないようにしましょう。
それにより毎回手間をかけずにその日以降の移動先で、最も安定した電波を自動取得してくれます。
いかがでしたか?
海外で急な電波不良を経験すると不安にさせられることがあります。
しかし、この方法を知っておくことで、大きな安心と利便性を得ることが出来るのです。
Happy Traveling♪
PS
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