今日は、海外ではなく、国内の話なんですが、
「ペースメーカーなどに影響を及ぼす恐れがありますので、優先席付近では電源をお切りください」
という社内放送、聞いたことはないという人はいないんではないかというほどよく耳にする車内放送ですよね。
これがなくなるかもしれません。
先に理由を言ってしまうと、「ほぼ影響がないから。」
総務省によると、今までに携帯電話がペースメーカーに影響を及ぼした例は一度も報告されていないそうです。
さらにペースメーカへ悪影響があるとされていた「第2世代(2G)」携帯電話サービスが終了となり、ペースメーカーも進化し、電話の影響を受けにくくなっているとか。
そして、総務省が行った調査では、3世代(3G)携帯電話はペースメーカーから3センチ以上離せば、影響はないことも判明。(でもまあ混雑する満員電車の場合3センチ以内って状況は絶対にないとは言えないので、可能性はゼロではないということは覚えておきたいですね。)
この結果を受けて鉄道会社によってはすでに、混雑時以外の「電源オフ」の呼びかけを取り止めたところもあるようです。
なので既にこの車内放送が聞こえなくなっている電車もあるはず。
でも鉄道会社によっては、「ペースメーカーを使っている方の不安を取り除くため」や呼びかけを見直した結果「マナーの低下や新たなトラブルが起きることを懸念」して、引続き電源オフを継続している会社もあるそうですのであしからず。
鉄道会社によって対応が異なると利用者はちょっと困りますよね。今後はどちらかに統一されていくとよいですね。
こういうニュースって、より多くの人が知っておいた方が良いことだと思うんですが、あまり耳に入ってきませんよね。(耳に入ってきていたらすみません)
でも事情を知っていると、それぞれが納得した上で対処できると思うので、今回取り上げてみました。
予備知識があると、とにかく電源オフ!と言われるよりも気持ちよく携帯電話の電源をオフにできますしね。
どちらにせよ、全国のペースメーカー利用者(試算 約30万人)の方々が引続き、安心して電車に乗れる環境をみんなで作ってあげれるといいですよね。
それにしてもこれまでに一度も影響がなかったというのも、色々な進化で携帯電話がペースメーカーへの影響が少なくなってきているというのも本当に素晴らしいですね!