映画「ホビット 思いがけない冒険」が先週公開され話題になっていますね。
この映画は「ロード・オブ・ザ・リング」同様、大自然ニュージーランドで撮影が行われ、その中には同一のロケ地も含まれるといわれています。
今回は「ロード・オブ・ザ・リング」の舞台であり、多くの人を魅了するニュージーランドの景勝地を紹介します。
ロック・アンド・ピラー山脈(Rock and Pillar Range)、オタゴ地方
ロード・オブ・ザ・リングのロケ地の一つ「ロック・アンド・ピラー山脈」。
ニュージーランド南島オタゴ地方、ダニーデンから北へ100キロの場所に位置します。
この山脈は、2つの並列する断層の隆起により作り上げられたもので、平らな上部でありながら、その両側が急斜面になっているのが特長です。山脈の周りには、タイエリ川が迂曲しています。
この山脈の上方では、珍しい形の雲が姿を現すことがあります。長時間じっと居座るその雲は、強風が山脈上方に押し上げられることにより形成されるもので、大変珍しく、世界でも数カ所しか見られない現象だそうです。
プカキ湖(Lake Pukaki)、カンタベリー地方
ロード・オブ・ザ・リングのロケ地はどこも自然が美しい、絶景ばかり。
世界中で最もカラフルで美しい湖とも言われる「プカキ湖」。この神秘的で独特な青色の輝きは、Glacier Flour (氷河の粉)と呼ばれる岩の粒子が太陽に反射して作り出す現象です。
プカキ湖の湖畔には、湖を一望できるビジターセンターがあります。周辺には、同じく氷河湖のテカポ湖とオハウ湖があり、マウント・クックの眺めが見事です。
アーンスロー・バーン(Earnslaw Burn) オタゴ地方
グレノーキー内に位置するアーンスロー・バーンでは、氷に覆われた迫力のあるアーンスロー山を見る事が出来ます。
このエリアは、多くの渓谷とくぼ地から成り立っており、大小様々な川や滝が流れているのが特長です。
アーンスロー・バーンのトレッキング・ルートは、あまり整備されていないため上級者向けですが、そこがまた登山者に人気のようです。
ヒヌエラ峡谷 (Hinuera Valley)、マタマタ、ワイカト地方
北島オークランドから車で約3時間、ワイカト地方のマタマタという町にホビット達の家の背景として使われたヒヌエラ峡谷があります。
ホビット村を思い出させる、なだらかな緑の丘と牧草地。現在は羊たちの憩いの場となっています。
トンガリロ国立公園 、ルアペフ山(Tongariro National Park)
ニュージーランドで最も古い国立公園で、マオリの聖地の一つであるトンガリロ公園。ロード・オブ・ザ・リングに「滅びの山(Mount Doom)」として登場するのが、この公園の中心部に位置するルアペフ山です。
世界中で最も活動している活火山と言われており、つい最近も、隣のトンガリロ山が11月に小噴火、ルアペフ山も噴火の恐れがあるとニュースになりました。
トンガリロ国立公園はユネスコの世界遺産にも登録されています。
グレノーキー(Glenorchy)、オタゴ地方
クイーンズタウンから車で約45分、人口約200人の小さな町、グレノーキー。ロード・オブ・ザ・リングとホビット、両映画の撮影が行われた町で、映画でみた美しい風景に出会えます。
クリアーな水の川や湖と大草原の向こうに見える山の頂。大自然の中に佇んでいるだけで、心が浄化されて行くようです。
ハイカーや登山者に人気の観光地で、マウント・アスパイアリング国立公園への玄関口でもあります。
ロケ地巡りツアーも開催されています。
ニュージーランド旅行にオススメ!ワールド携帯電話は1,980円から。
山岳地帯など、通常の携帯電話の電波が届かない場所にオススメな衛星携帯電話はこちら。