古代ローマ帝国の時代からヨーロッパ文化の中心として繁栄してきたローマ。2600年以上の歴史と文化が息づく街です。今もなお「永遠の都」と称され、世界中の人々から愛されています。数多くの古代遺構が残り、古代帝国の栄華を今日に伝える「ローマ歴史地区」は1980年、世界遺産に登録されました。
フォロロマーノ
フォロとは、イタリア語で公共広場の意味。カピトリーノの丘とパラティーノの丘の間に広がるフォロ・ロマーノは、古代ローマの政治・宗教の中心でした。19世紀から本格的に発掘が行われるようになり、現在も遺跡発掘が続けられています。
コロッセオ
本当の名前は、建設者であるフラウィウス朝の皇帝の名前をとった「フラウィウス円形闘技場」ですが、ネロ帝の巨大な像(コロッスス)が側に立っていたためコロッセウム→コロッセオと呼ばれるようになったそうです。社会の教科書やテレビで見ていたコロッセオを実際に間近でみるのは迫力が違います。ぜひ本物を見てください!
コンスタンティヌスの凱旋門
コロッセオのすぐ隣にあるこの凱旋門は高さ25mで、ローマに存在する凱旋門の中で最大です。当時、西の副帝であったコンスタンティヌスが、正帝マクセンティウス帝に勝利し、西ローマの唯一の皇帝となった事を記念し建てられました。パリのエトワール凱旋門のモデルにもなっています。
カラカラ浴場
217年にカラカラ帝の命令で建造された古代ローマの公衆浴場です。一度に1600人もの市民を収容できるこの浴場には、高温・中温・低温に分かれた浴室や蒸気浴の部屋、そして今でいうジムのようなものまであったとか。図書室や劇場、礼拝堂も完備され、当時の人々の娯楽施設だったようです。
7、8月にはこのカラカラ浴場で野外オペラが開催されます。
トレヴィの泉
ローマで有数の観光名所の一つ。後ろ向きにコインを投げ入れると願いが叶うというおまじないが有名です。では、投げるコインの枚数によって願いが異なるというのはご存知ですか?
コイン1枚 → ローマにもう一度来る事ができる。
コイン2枚 → 愛する人とずっと一緒にいる事ができる。
コイン3枚 → 夫・妻と別れる事が出来る。一瞬なぜ?と思いましたが、昔々、キリスト教は離婚を認めていなかったそうです。そこからこの願いが生まれたと言われています。
【基本情報】
州:ラツィオ
県:ローマ
人口:約270万人
郵便番号:00118 ~ 00199
市外局番:06
面積:約1,285平方キロメートル
言語:イタリア語
通貨:ユーロ
服装:広範囲に観光スポットが点在しています。ローマの道は石畳が多いので、歩きやすい靴は必須です。
観光客や通勤客で混み合う地下鉄ではスリが多発しています。バックから目を離さないようにしましょう!
【行き方】
日本(成田空港または関西空港)からローマのフィウミチーノ空港まで直行便で約13時間。
空港からローマ市内(テルミニ駅)までは直通列車「Leonardo Express」で約30分です。
【関連リンク】
イタリア国鉄 Trenitalia (英語またはイタリア語)
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